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January 31, 2011

曲が? 歌劇イリス(セミステージ上演)を聴く(2011年1月30日)

東京芸術劇場シアターオペラvol.5
P.マスカーニ 歌劇「イリス」全3幕 

公演日程 2011年1月30日(日)15時開演

出  演 指揮・演出/井上 道義
イリス/小川里美
チェーコ(イリスの父)/ジョン・ハオ
大阪/ワン・カイ
京都/晴 雅彦
ディーア&芸者/市原 愛
乞食/西垣俊朗
踊り子/(美)橘るみ、(吸血鬼)馬場ひかり
人形師/ホリ・ヒロシ
邦楽師/杵屋利次郎社中
胡弓/篠崎正嗣
合唱/武蔵野音楽大学(合唱指揮:横山修司)
管弦楽/読売日本交響楽団

なんとも不思議な変わった作品。
あらすじはここには記さない。
なんとも不思議なというか中途半端な話で
うかつに書くと誤ってしまいそう。

曲はプロローグから始まる。
太陽賛歌なるカンタータのような結構大げさな合唱曲。

そして、イリス、父、大阪、京都などが出てくるのだが
登場人物が絡み合わない。
最初のうち、大阪は京都としか話さないし、
イリスは父としか話さない。

どうも話がはずんでいかない。
しかも2幕ではイリスは身を投げて死んでしまう。

3幕は死んだイリスも出てくるが、
大阪、京都、父のモノローグが歌われ、
最後に(最初に出てきた)合唱団が出てきて歌いあげて終わる。
感情移入できるキャラもいないし・・・。


だが、つまらなかったかというとそうでもない。
曲は全篇イタオペらしい美しい旋律、歌にあふれている。
ベリズモオペラらしい生々しいシーンもある。
今日の歌手陣もオーケストラも悪くなかった。
特に小川里美とジョン・ハオは良いできだったと思う。

演出は???。あらすじからして???だからしょうがないか。

ということで、悪くはないが不完全燃焼。
不思議体験をしてきました、が結論かな?

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January 30, 2011

戦場のメリークリスマス(サントラ盤)ほかアナログLP試聴記

先日、中古CDショップに何かいいものはないかと物色に赴くと
店頭でLPが100円で販売されていた。
その中に10代の頃ファンだった歌手のLPを見つけ思わず手に取った。
そして・・・
アイドルLPを数枚、ニューミュージック、そして掲題の戦場のメリークリスマス
(サントラ盤)などを購入。

そして今朝数枚のCDをかけた後、久々にLPを聴くことにした。
センメリ、アイドルものなどのLPに針を落とす。
そしてそして、LPの余りの音のよさに感心している。

この心地よさははなんだろう?
フォノイコライザーを通った時、僕の好みの音のバランスになっているのだろうか?
それともLP音源のポテンシャルの高さなのか?

CDで聴くと滑らかすぎて音がつるつるし過ぎるように(つまらないと)思えてしまうのだが、
LPにはなんというか気持ちよいざらつきといか引っ掛かりがあるように感じる。
しかも中低音の張り出しも感じられ、これがまったく僕の好み通りなのである。

面倒くさがりの僕なので、そうそうしょっちゅうLPを聴くわけではないけれど、
これからもたまには黒い盤面に針を落として楽しもうと思っている。


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January 09, 2011

僕の好きな映画(PART3)

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January 04, 2011

感動!大野・新国立劇場、楽劇「トリスタンとイゾルデ」を聴く(2010.1.4)

今年最初のオペラは、新国立・大野和士・グールド、テオリンのトリスタンとイゾルデ。
素晴らしい出来だった。
バイロイトを超えた⁉
興奮冷めやらぬ内に早速記してみる。

僕はワーグナーの信奉者ではなく、どちらかというと苦手にしている。オペラを聴くようになってようやくワーグナーのそれにも触れるようになった。とは言え実演では「ニーベルングの指輪」を聴いたのみ。テレビ・ビデオではマイスタージンガー、タンホイザーの他今日の演目、トリスタンとイゾルデもみたのだがどうもピンと来ない。動きが少なく理屈っぽく、わかりやすいアリアもない。ワーグナーは軟弱オペラファンにはどうにも厳しい作曲家と感じていた。

ところが、である。
今日の演奏は圧倒的な独唱陣と大野和士の音楽的な指揮。わかりやすいまっとうな演出。トリスタンの官能と純愛、友情等が自然に入ってきて驚いた。
独唱陣は、トリスタンのグールドは柔らかい歌唱。それでいて声量十分。一幕から最後まで、必要な声量が出っぱなし。どんな喉だ?
イゾルデのテオリンも全く遜色なし。ブリュンヒルデの時はもっとキンキンした歌い方だったと思ったが、そのようなことはなかった。
動きの少ない中、きっちり演技もできていた。
クルヴェナールのラジライネン、マルケ王の
イェンティンスも手堅というかレベルが高い。ブランゲーネのツィトコーワ、新国立のワーグナーでフリッカを歌っていたそうだが、今日の彼女、演技ではかなげな侍女を好演、歌は声量たっぷりのよく響く声で素晴らしい。カーテンコールで見ると、かなりの美人だった。
最後に大野和士の指揮と東フィルについて。
大野ははるか以前に都響の定期で聴いたはず。
今や押しも押されぬ日本のホープ、今、最も注目されている指揮者だろう。
今日の指揮は先ほど音楽的と書いたが、何ともバランスの良い音楽作りで、一言で言おうと言葉を探すと、正に「音楽的」であった。
感動的な演奏だが強奏でうるさくなることもなく必要な欲しい音が鳴っている感じ。熱狂でもクールでもなくいい意味で中庸。俺が俺がと言う自己主張でなく音楽を鳴らしている。
東フィルの演奏も素晴らしかった。第三幕の前奏曲の最初の和音はぞくっとするほど美しい音が響いた。ソロも手堅い印象で致命的な傷も感じなかった。幾つかの初日の感想を見たが、初日からオケの出来は良かった様子。やればできると言うことなのか?リハに通常以上の時間が取られているのか?メンバーが厳選されたのか?優れたトラを呼んだのか?
アラベラの初日も思いのほか良かったので、新国立に東フィルが力を入れていると言うことなのかも知れない。
大野は小澤の後を継ぐ日本を代表する国際的指揮者になりそうな予感。

こうして見ると公演の素晴らしさの前に、新国立劇場としてのワーグナーへの意気込みというか力の入れ方が見て取れる。
これだけの歌手を揃えて、大野に棒を振らせるなんて何という贅沢!

しかも歌手陣は新国立のワーグナーにレギュラーの様に参加。今回の主演のグールドはタイトルロールデビュー。力の入れ方だけでなく今後の公演も期待できそう。
願わくはイタオペでもこのようなドリームチームを実現させて欲しいなあ!


【指 揮】大野和士
【演 出】デイヴィッド・マクヴィカー
【美術・衣裳】ロバート・ジョーンズ
【照 明】ポール・コンスタブル
【振 付】アンドリュー・ジョージ
【トリスタン】ステファン・グールド
【マルケ王】ギド・イェンティンス
【イゾルデ】イレーネ・テオリン
【クルヴェナール】ユッカ・ラジライネン
【メロート】星野 淳
【ブランゲーネ】エレナ・ツィトコーワ
【牧童】望月哲也
【舵取り】成田博之
【若い船乗りの声】吉田浩之

【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

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January 03, 2011

東フィル第九を聴く(2010年12月23日)


ベートーヴェンの第九を聴きに行った。6年振り位。
第九の演奏会の場合もう一曲前にやることが多いが、この日もモーツァルトを一曲。

モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」
ソプラノ:森麻季

森麻季の出だしの声がお話しにならない位小さくてびっくり。その後持ち直すがそれにしてもあんまりという声量。

さて、第九。
結論からいうと思いのほか自分が冷めていて、気持ちがちっとも盛り上がらない。
合唱は悪くはないが、人数が少なめで迫力にはやや欠ける印象。独唱陣も印象が薄い。

演奏終了直後にフラブラ。
もう拍手をする気にすらなれず、失笑。
まあ、こんなものかな?

ところで当日とても気になったのが
モーツァルトとベートーヴェンの第一楽章の際に聞こえたハウリングのような音。
特にフォルテの後、静かになった時に音が目立った。何の音だろ?補聴器?
正直演奏中の雑音に対し僕はかなり心が狭い。
この日は飴の包み紙の音は殆ど聞かずに済んだが、ハウリングのような音も何とかして欲しいものだ。

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