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July 24, 2011

満足!シナイスキー指揮読響マチネ(2011年7月24日)

読売日本交響楽団
第4回オペラシティ・マチネーシリーズ
2011年7月24日(日) 14:00開演
会場:東京オペラシティコンサートホール

指揮:ワシリー・シナイスキー
ピアノ:アレクセイ・ゴルラッチ

グリンカ/歌劇〈ルスランとリュドミラ〉序曲 
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
ショスタコーヴィチ/交響曲 第5番 ニ短調 作品47

マチネシリーズでこのような所謂名曲が並んでいると、マニアは触手が伸びないか。でもショスタコだし・・・。お仕事モードで流された演奏になったらさびしいが、どうでしょう?

1曲目、これは前プロやらアンコール御用達曲。チューニングの後、指揮者がすぐに出てくると、さっと曲が始まる。こちらの方が油断していた。読響さすがにプロだね。こんな早いパッセージ棒があがっていきなり演奏しだしてこんなに合ってる、まあ、当たり前かもしれないけど。読響絶好調。やあ、気持ちよい。弦のユニゾンのtuttiも揃ってる。

2曲目、ラフマニノフのピアノ協奏曲2番。僕の好きな曲です。おーーロシアの曲の音がする。ゴルラッチのピアノは音がきれい。ソロになってポーンと音を当てにいく時の音が澄んだ音で。必要に応じてポルタメントも聴かせてなかなか頑張ってくれました。思いのほか満足。シナイスキはピアノソロのときその前に頑張ったビオラやら木管やらをこそっとほめるジェスチャーをしたりして好感が持てる指揮ぶり。
1楽章では弦の乱れも見られたが、その後は特に傷は見られなかった。この曲でも指揮者はビオラに気を使って見える。まあ、ピアノ側(1stVn側)に半身を開いていて、ビオラ側は反対になるので、余計気を使っているように見えたのかもしれないが。

でもこの曲、さっきのルスランとリュドミラもそうだったが、主旋律をビオラが弾くところが以外に多い。第一主題ビオラからってこんなに多いのかな?と思ったりした。

この日はゴルラッチのアンコールがあって、ショパンのエチュード作品10-2。
なかなかのテクニック。音が並みのようにうなって聴こえる早いパッセージなのだが音の塊がメロディを奏でているみたい。ピアノソロ、特にショパンはほとんど聴かないので新鮮。


休憩後はショスタコ5番。なかなか力のこもった演奏。最初はゆっくり目。音は大きめ。構えの大きい演奏。でも大きいだけじゃなくて細部も気が使われていたし、とても丁寧に演奏していた。管楽器も絶好調で特にフルートが素晴らしい。結構あちこちにソロが出てくるが。フルートからクラリネットへ音がつながるところなんか良かった。また、オーボエのソロでは指揮者が棒を下ろして吹かせるところもあり指揮者の奏者への信頼が伺える。
日本に来てオケがこれだけの音がでて、ソロがきっちり決めたら指揮者としても満足なんじゃないかな。もちろん聴衆としても満足。3楽章から4楽章はほとんど棒をおろさずに曲を始めたが、指揮者は譜がうまくめくれなかったのだが、めくりなおして間が空くことを嫌いそのまま指揮をはじめた。小さいことだがその場その場でいろいろ判断をしているのがわかった。
最後は比較的ゆっくり目だが重い足取りというのではなく力強い足取りといった感じで明るめに終わる。ちょっとフラブラ気味だがまあ、それほどの静寂を必要とはしていないからいいか。一拍間はあったし。
シナイスキは演奏後ソリストを立たせ、弦のトップ全員と握手していた。コントラバスともわざわざ歩いて入って握手。木管陣とも握手。なかなかにかわいい。好感が持てる。

ということで、日曜の午後にしてはしっかりと濃厚なコンサートを聴くことができ大満足。こういう公演で期待以上の演奏をしてくれると他の演奏会でも足を運びたくなりますね。


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多彩アラン・ギルバート、繊細ツィンマーマン都響スペシャル(2011年7月18日)

公演日:7月18 (月) 14:00
都響スペシャル
会場:サントリーホール

指揮:アラン・ギルバート
ヴァイオリン:フランク・ペーター・ツィンマーマン

ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調

都響スペシャル、ニューヨークフィルハーモニックの音楽監督が来日し都響を振る。中プロにツィンマーマンのソロによるベルクのヴァイオリン協奏曲。僕は結構、早くから目をつけていた公演だった。が当初はチケット販売、苦戦の様子だった。最終的には2公演とも完売。昨年は都響スペシャルは「売られた花嫁」の演奏会形式があってこれもなかなかいい公演だったことを思い出したりして。

さて、1曲目はブラームスのハイドンヴァリエーション。この曲、LP時代には大学祝典序曲などもそうだったが、交響曲の余白にカップリングされていることが多かった。この曲、長いことピンとこないままで、自分から聞こうと思ったことはなかった・・・。それなのに今月初旬、友人のアマオケでこの曲を聴き、この都響スペシャルの前日のN響アワーでも放映があり、7月はこの日でなぜかこの曲を3回も聴くことに。
しかし、3回目のこのハイドンヴァリエーション。面白いのだ。聴いていて途中で飽きてしまう、とりとめなく感じてしまうこの曲をこんなに楽しく感じるとは。時に室内楽のよう、時にバレエ曲のよう、ハンガリー舞曲風の響きや交響曲に聴く音の厚みなど今まで何で気がつかなかったの?と自分に呆れるほど。都響も前プロから全開の感じ。

2曲目はツィンマーマンのヴァイオリンによるベルクのヴァイオリン協奏曲。ベルクの中で一際美しい。ベルクは苦手だけどこの曲だけは好き。たぶん大昔に都響の演奏で聴いたことがあるはず。

期待していたのだが、期待以上。僕にとってはこの日の白眉で、もうどこをとっても素晴らしい。
ツィンマーマンのヴァイオリンは極めて内省的。さまざまな音色を作っていく。曲は不安や悲しみを思わせて始まる。不吉な予兆。曲は予兆から悲劇、そして祈りを経て最後は魂が天国に昇っていくようにして終わる・・・。僕たちはあの地震と被災地や被災者について思いを蘇らせることになる。プログラムの時点で意図されたかはわからないが、この日の演奏では演奏者にも追悼の思いがあったに違いない。

ヴァイオリンの音はかなりセンシティブではあったが、音が足りないことはなかった。オーケストラも音を小さくして調和させることはなかったと思う。オケはオケで立派にベルクの音楽を奏でていた。

思わず落涙。ヴァイオリンの美しさに。曲の美しさに。祈りの尊さに。魂の救済の喜びに。

この日はアンコールがあり、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第二番よりサラバンド。この演奏も追悼の気持ちのこもった素晴らしい演奏。最後の音はヴィヴラートをかけずに弾かれた。音が空間に溶けていくように消えて・・・、またも涙。

ブラームスの1番。ギルバート節炸裂。ゆっくり目のテンポだがオーケストラを自由に鳴らし自分の音楽を作っていく。アゴーギグも効かせ縦横無尽。音は比較的大きめ。都響もまあ、良くなるし、ホルンもオーボエもうまい。いまやN響よりうまいかも。矢部コンマスも今日はアクションが大きい。ソロも美しい。

カーテンコール。ギルバートは自分にというより、オケを誇るかのように拍手を受ける。まるで都響がギルバートの手兵となっているかのよう。オケからもギルバートへの敬意と信頼が感じられる。初めての競演というのが嘘のよう。ひょっとしたら新しい関係が生まれるかも。


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July 17, 2011

アルミンク芸術の集大成か?新日フィル「トリスタンとイゾルデ」(2011年7月16日)

7月16日(土)14:00開演 (終演予定19:00頃) 会場:すみだトリフォニーホール


第480回 定期演奏会
音楽の辿り着く処、「トリスタンとイゾルデ」

■プログラム
ワーグナー作曲 楽劇『トリスタンとイゾルデ』(コンサート・オペラ)
全3幕、ドイツ語上演

■出演者
指揮:クリスティアン・アルミンク
演出:田尾下哲
トリスタン:リチャード・デッカー
マルケ王:ビャーニ・トール・クリスティンソン
イゾルデ:エヴァ・ヨハンソン
クルヴェナル:石野繁生
メロート:桝貴志
ブランゲーネ:藤村実穂子
牧童、若い船乗りの声:与儀巧
舵取り:吉川健一
合唱:栗友会合唱団
合唱指揮:栗山文昭

実はこの演奏会が始まる前は少々不安だった。先月はハーディングと新日フィルで大盛り上がり(僕は蚊帳の外だったが)、一方アルミンクは評判を落としていたので、この演奏会は両者の関係の試金石かも?と思ったり。
結果的にアルミンクは素晴らしい指揮者と再認識できたと思う。
来期のプログラムを見ると、演奏会(S席)の値段はハーディングはアルミンクの2000円高、メッツマッハーは1000円高。つまりそこそこの価格で振れる中堅になりつつあるところの指揮者ということなのだ。しかも、定期のほかにトリフォニーの別シリーズや国内の地方公演も振っている。見場もよくてそれなりの実力もあってなかなか使い勝手のよい指揮者なんじゃないか?

第一幕
さて、今日の演奏。緊張の前奏曲。節度のある音量。どちらかというと精緻な演奏。そして、
若い船乗りの声。いやあ、これが滅法素晴らしい。やわらかくよく伸びる甘い声。よく覚えておかなくちゃ。与儀巧というテノールです。
クリスティンソンのイゾルデ。頑張っているけど大丈夫かな?頑張りすぎている感じ。
トリスタン、デッカー。もうちょっと声量がほしい。
ブランゲーネの藤村は声がよく響く。藤村は2月のマラ3、4月のベト9と何度か聞いたが今日が一番。昨年のバイロイトの演奏もピンと来なかったなのだが。メロートも良い。
オケは粘りやうねり感は少なく官能性をあまり感じさせないが、素直に管弦楽曲として演奏している感じ。サラッとしているけれど盛り上るべきは盛り上がり好演。

第二幕
二幕は少々苦手。トリスタンとイゾルデが延々愛を語るのだが、「同じことばっかりやん」と突っ込みたくなる。しかも今日はトリスタン:デッカーが声が小さいし・・・。と思って聴いていると、まあまあ声も出ているような気がする。
そう考えるとデッカー以外の声が良く出てたということかな?イゾルデも段々音程が怪しくなってきて・・・。やはり1幕目頑張りすぎ?
そうこうしていると、マルケ王:クリスティンソン登場。ちょっとくぐもったような独特の発声だがその声が響くこと。トリスタンとイゾルデのやり取りに聴き疲れていたのでマルケ王の刺激は大歓迎!そしてメロートをわざと挑発したトリスタンはメロートに刺され倒れてしまう。
今日の舞台はオケの手前、背後、オケの真ん中(弦と管の間)の3箇所に歌手が歌い演じるスペースが設けられていた。メロートは真ん中の場所に、マルケ王は後ろにトリスタンは手前に位置していて、指される場面もトリスタンとメロートは離れた場所にいるので直接刺した演技をしていない。象徴的な演技だがそれはそれで制約が大きい演奏会形式の時には「有りかも」と思った。

第三幕
クルヴェナル:石野繁生の歌声が素晴らしい。今日は日本人歌手のレベルがとても高い。藤村は別格だがそれ以外もまったく問題ないどころか主役を食ってしまう。最近結構このようなケースが増えてきた。日本人歌手というと演技は下手で物理的な声量不足を感じていたが、ここのところ、演技はともかく声量の点で、コンディションの悪い外国人歌手よりよく響いていることが増えてきた。もちろん歌い続けることを要求されがちな主役級とは比較にならないが、状況は好転していると思いたい。

イゾルデは声音程がとれず、声もビブラートがきかず疲れきったよう。
オケは最後まで、管楽器陣を含め息切れせず演奏。これは立派。ピットと違い気を緩めるところなく弾き(吹き)続けるのは、疲れると思うが。今日は異常な熱さはないが、抑圧でもなく冷静でもない。アルミンクのバランス感覚が良く出た演奏と思う。新日フィルも(先月の)過剰な思い入れがない分、自然体で音楽と向かい合えていたのではないか?管楽器陣が先月より傷が少なく、ビオラ、チェロ・バスなどもしっかり響いていた気がする(先月は中低域が物足りなかった)。
早めのテンポできりっと締まった演奏で。歌手が歌い上げるところはオケの音量をコントロールして・・・。良い演奏だったと思う。アルミンクとオケに大きな拍手を!

演出
演出はどこまでやるか?何をやるかと言ったところだと思うが、
正直、トリスタンとイゾルデは動きが少ないので演出、別にいらないじゃん!と思えてしまうオペラ。背景のCGも別にと思うが、あそこに字幕だしているので、まあ、演奏や字幕の邪魔にならなければいいか。
指揮者、楽員は黒い衣装、ステージの床も黒くして歌い演じるところ(プラットフォーム)3本はそれ自体が光るようにできている。制約ある中奥行きも使っての演出だが、演技も最低限といった感じ。でもまあ、嫌ではなかったです、ホント。

最後に
歌手のセレクトから、演出準備、練習の様子等をHPやブログで伺うと、演奏会形式とはいえこの長大なオペラを作ると言うことは莫大な費用と労力を要することがわかる。演奏時間だって普通のコンサートの2.5回分だ。これを定期演奏会の枠のなかで実現することがどんなに大変か?!関係者には頭が下がる思い。まだ、もう1公演あるが、一足早く「おめでとう」と「お疲れ様」と「ありがとう」を言いたいと思う。


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July 11, 2011

二期会健闘!ジェルメッティ指揮トゥーランドット(2011年7月10日)


《二期会創立60周年記念公演》
東京二期会オペラ劇場
トゥーランドット オペラ全3幕
字幕付き原語(イタリア語)上演

原作:カルロ・ゴッツィ
台本:ジュゼッペ・アダーミ、レナート・シモーニ
作曲:ジャコモ・プッチーニ

会場: 東京文化会館 大ホール
公演日: 2011年7月10日(日)14:00
スタッフ
指揮: ジャンルイジ・ジェルメッティ
演出: 粟國 淳
キャスト

トゥーランドット姫            丹藤亜希子
カラフ(王子)             ルディ・パーク※
リュウ(ティムールに仕える奴隷) 新垣有希子
皇帝アルトゥム 牧川修一
ティムール(退位したタタール王) 大塚博章
ピン(大臣) 栗原 剛
パン(大臣) 西岡慎介
ポン(大臣) 菅野 敦
役人 上江隼人

合唱:二期会合唱団
管弦楽:読売日本交響楽団

今日は二期会オペラ、トゥーランドット。
初日の幕が上がる前までツイッターなど読んでいたら滅法評判がいい。あわてて情報を遮断した。これは、賛でも非でもあまり事前も情報を頭にいれると先入観ができてしまいそうだから。でもジェルメッティの指揮がどうも速いらしいとか、読んじゃったのだが・・・。

さて、どこから書こうか?
1幕目、最初の音から厚い音だぞ。今日のオケは読響。そして、合唱はちょっと荒々しいが声が分厚い。テンポも快速で何かすごい。カルミナブラーナみたい。
カラフは一幕目の一番最初だけ硬かったがその後はもう全快。
今日のリューはずいぶんしっかりしている感じ。僕はもう少し「なよっと」している方が好み。

2幕目、ピンパンポンのくだりはいつもあまり必要を感じないが今日はいつにもましてもうひとつだった。ここは変化をつけるためにユーモアとペーソスが必要だろうに(ちょっとくたびれたサラリーマンの感じで)今日はクスっとも笑えず3人の歌の掛け合いも感心するには至らなかった。

3つの謎の部分はルティ・パークの演技が楽しい。謎を考えているときはちょっと難しめな顔、わかった瞬間は目をまん丸にして、それから微笑んでどや顔。ちょっと子供のお芝居みたいだがほほえましい。
そして最後の謎、「トゥーランドーーーット」と歌い上げる声のすばらしさ。いやあ、これだけでも大感動。
次の幕に期待が膨らむ。

3幕1場、待ってました。「誰も寝てはならぬ。」前に横浜で同一演出で聞いたときはしょぼい「誰も寝てはならぬ」だった。今回は、無論素晴らしい。ちょっと節回しに癖があるが、声は朗々と響き高音まで伸びきっている。
美しいし、声量もたっぷり。
最初一幕目にカラフが出てきたときは、モンゴル相撲の選手みたい(失礼!)などと思ったが声で圧倒され、ただもう素晴らしいカラフと思うしかなかった。
そして、リューの死。ここでは自害ではなく兵士に向かっていき刺される(生々しい描写はない)のだが、どうもわかり辛いし、自己犠牲の意味からすると自害のほうが話がわかりやすい気がする。
(僕は、このオペラはそもそもリューの死は犬死と思っているのだけど)
トゥーランドット姫の丹藤亜希子はまだトゥーランドットを歌う声ではないのではないか?冷たさや傲慢さが少し不足気味。声量としては満足できるしのだが、声質としては少し物足りなさを感じた。(歌そのものは文句なく大健闘ではあるが)

2場はもうフィナーレの盛り上がりに尽きる。
あなたの名前は「愛です」と歌い上げてオケがどどーーっと盛り上がって、フィナーレ。オケが今日はすごいな。
金管が鳴りまくっているし、それでいてうるささはないし・歌手は歌手でオケのトゥッティ、フォルテシモに埋もれることなく声が出てる。


演出は2年前の装置は使わず、今回作り直したそう。映画「メトロポリス」をイメージしているらしいが、装置は立派だが、特に読み替えもなし。でも二年チョイ前の時のほうが違和感があった。今日は最初から装置だけとわかっているので、その装置の世界観を楽しめた。
(ただ、もうちょっと感情を表現するほうの演技にも力をいれてほしいと思う。

今日はパークとジェルメッティと読響が素晴らしくとても満足できた。2期会はこのところ当たりの公演が続いている。日本の団体にもぜひ頑張ってほしい。

次週は新日のトリスタンを鑑賞予定。これも楽しみ!

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July 01, 2011

ちょこっと、ラ・プティット・バンド(2011年6月29日)

ラ・プティット・バンドコンサート

バッハ作曲
前半未聴

ブランデンブルク協奏曲No.5
ブランデンブルク協奏曲No.3

音楽監督:シギスヴァルト・クイケン
管弦楽:ラ・プティット・バンド
会 場:かつしかシンフォニーヒルズ
日時 2011年6月29日6時30分開演

ラ・プティット・バンドの演奏会の切符が格安で手に入ったので喜んでいたら、夕方に仕事が舞い込み大遅刻。結果後半しか聴けなかったが前半の方が曲が多く、意外に割高になってしまった。だからきいたのはちょこっとだけ。

オールバッハプロだったが、僕が聴いたのはブランデンブルク協奏曲の5番と3番のみ。
なんせバロック音楽のコンサートは初めて。古楽オケも初めてで殆ど予備知識なし。クイケンの主催するこの楽団はモーツァルトのオペラを持っているのみ。そのCDは好印象だったが実演はどうだろう。

最初に感じたのは「演奏者が少ない!」。殆ど室内楽で室内オケとは言い難い。ただ曲やその時々で結構変わるみたい。バッハの時代は楽器の指定などなく自由なようだから、どうにでもなるのかも知れない。
で、次は「音が小さい」。音も意外に細いし、音圧も低い。古楽器でノンビブラートでは仕方ないか。そして古楽器集団としては穏健なのではないか?アーノンクール、ブリュッヘンは尖ったイメージだが、こちらはわりと普通に演奏しているように感じた。早い曲もあちらが疾風怒濤ならこちらは爽やかな涼風といった感じ。音楽家の楽し気な演奏は好感を持てたがもう少し特徴というか個性を感じられたらと思うが、素人の勘違いだったらごめんなさい。
何れにしても今日は大遅刻したところで敗北した感じ。残念でした。

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