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August 21, 2011

目の保養?読響サマーフェスティバル三大協奏曲(2011年8月19日)

サマーフェスティバル 三大協奏曲
2011年8月19日(金) 18:30
会場:サントリーホール  
指揮:梅田俊明
ヴァイオリン:川久保賜紀
チェロ:遠藤真理
ピアノ:三浦友理枝

メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲
ドヴォルザーク/チェロ協奏曲
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番

読響が毎年行っている夏休み企画。3大交響曲とか3大協奏曲とか。
企画ものと思っていたので、今まではあまり足を運ぶ気にならなかったが今年は、いろいろな演奏を聴いているので、心の余裕があってまあ、外しても目の保養が出来れば位の気持ちで出かけた。コンサートを厳選しているとなかなかこのようなものは候補から外れやすい。特定のファン以外は、初心者かマニアが来ているのではないか?

今日は目の保養目的なのに予算の都合で手に入れたのがP席。まあ、いいけど。

それはさておき、第1曲目。今週2回目のメンコンになってしまった。川久保賜紀の演奏。
写真で見るより少し若く可愛く見えた。これはラッキー。
演奏は先日の松島冴花と比べてしまうが、松島のほうがソリッド。こちらは中庸。でも、P席なので音の大きさとかはよくわからない。先日の大連と比べるとホールが気持ちよく響いて楽しい。大連の前のサンピアンもひどかったし。3楽章はずいぶんテンポが速く感じたがどうだろう。

2曲目は遠藤のドヴォコン。
遠藤はショート。遠藤のHPを見ると堀込ゆず子に似ている気がする。
つい先日、名曲探偵アマデウスで取り上げられていたのを見ていたので他の楽器との絡みなどがより楽しめたかも。確かにチェロのソロが出てくる前に木管楽器が大活躍していたり、ちょっと変わった協奏曲。遠藤は豪放とまでは行かないがこの曲らしいスケール感のある演奏振りで楽しめた。オケも1楽章の頭を聴いてすぐに、「あーー。ドヴォルザーク!」と感嘆。ドボルザークって日本人の心にとりわけ滲みるんじゃないかな?

休憩を挟んだラストは三浦のチャイコン。
写真の通りとてもきれいでした、ハイ。しかもピアノはP席でも横顔は見えるし、指揮者を見ているときは少し後ろ側に顔を向けているのでよく見えた。
演奏もなかなか立派なものだった。こんな若くてきれいなお姉さんがどのくらい弾けるのだろうと思ってしまうが、ちゃんと弾けてたと思う。しかし容姿が良いと、どこまでが芸術点で、どこまでが容姿点かわからなくなる。ある意味本人にとっても残念な面もあるかも。
一つ気になったのは、彼女のピアノソロの場面でいやに咳が多く聞こえたこと。それまであまり気にならなかったのに。もしかしてストーカーか逆にアンチの仕業?気のせいかも知れんが。

オケは伴奏に堕することない演奏でソロを盛り立てていたと思うが、反面トランペットを初め管楽器のアインザッツの乱れなど少し雑に感じたところもあった。

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中国大連、新日フィル演奏会記(2011年8月16日)

8月の15日から19日まで大連滞在予定があるところに新日フィルの公演情報を
目にした。ちょうど滞在期間と重なっている。機会があったら、行っちゃおうかなと
思っていた。

日時:2011年 8月 16日(火)19:15開演  
会場:大連人民文化倶楽部
モーツァルト作曲 アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525
メンデルスゾーン作曲 ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
ベートーヴェン作曲 交響曲第6番ヘ長調 『田園』 op.68

指揮:小泉和裕
ヴァイオリン:松山冴花
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
主催:大連市文化廣播影視局

大連では滞在先が会場である大連人民文化倶楽部からたまたま近かった。(徒歩10分ほど)
15日に滞在先に到着後少しして、演奏会場までチケットの様子を見に行く。すると、会場近くでコンマスの崔さんらとすれ違う。見ず知らずなのに何故か挨拶をしてしまった・・・。ただ、そのおかげ?で劇場に着いた時はほぼチケット購入するのを決めていた!その直後、無事、翌日16日のチケットを購入。
しかし、チケット代が結構高い。まあ、外来オーケストラだから高くなるのは当然か?日本のおよそ2倍くらい。僕が買ったのは1番安かった380元(約5,000円)のチケット。

そして公演当日。会場に入る。ホール自体が相当古そう。古い映画館のよう。1階席と2階席があり、比較的横に長い感じ。そしてそろそろ開園時間。まずは、大音響で出演者の紹介ビデオが上映。オーケストラの登場の際はプロレスのリングアナのような紹介。小泉和裕さんが登場する時は一層煽り立てるよう。

1曲目、アイネクライネ。早めのテンポで中庸の演奏。ただ、編成に比べ音が少々大きく聴こえる。ひょっとしてPA?確かめられないが。特にチェロバスはステージに向かって左側の席にいた僕から一番遠いのだがいやにはっきり聴こえる。いや聴こえすぎる。とは言えこのホールの音響特性がわからないので何ともいえないのだが。

2曲目、メンデルスゾーンのVnコンチェルト。松山のヴァイオリンは冷静だが鋭さもある。音はあまり大きく聴こえない。1曲目のところにも書いた通り、オケの音が少し膨張して聴こえるから。
スケールの大きな演奏ではないが、ソリッドなヴァイオリンでこれは良かった。

アンコールはパガニーニ。すばらしい演奏。それまでざわついていた聴衆も静まり返って耳をそばだてていた。この日一番だったかも知れない。

休憩を挟んでメインの田園。
ここでも早めのテンポの中庸を得た演奏。崔コンマスもこの曲ではあまり反り返れない。曲が終わっても客席はキョトン。やはり盛り上って終わらないと納得できないみたい。

アンコールは3曲。中国の曲→ふるさと→中国の曲。この2曲の中国の曲が素晴らしい出来。ドラも派手に打ち鳴らされ相当に派手な曲。練習もばっちりしてきたのではないか。オケも(崔コンマスも)ノリノリ。とても良い演奏でした。
小泉さんにはスタンディングオベーション。アンコールに先ほどの曲をもう1回。終わってみれば良い演奏会でした。

追)崔コンマスは小泉さんが拍手に応えオケを立たそうとしても立たず。指揮者が帰った後もオケはしばらく立ったまま。崔さん帰ろうとしない。最後は崔さん両手を突き上げて万歳?をしてやっと帰ることに。
もう、誰のオーケストラ?

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サンピアンかわさきが遠かったフェスタサマーミューザKAWASAKIファイナル(2011年8月14日)


フェスタサマーミューザかわさきファイナルコンサート
2011年8月14日 15:00
サンピアンかわさき

指揮:ヨエル・レヴィ 
演奏:東京交響楽団

○プロコフィエフ:古典交響曲
○ベートーヴェン:交響曲第4番

駅からたっぷり15分以上の距離。これほど暑いと辛い。バスに乗ればよかった。
狭くて古いホール。音響的にも問題あり。何背響かない。空調の音はうるさい。

古典交響曲は楽しい曲でわりと好き。古典交響曲は古い音楽のパロディだと思うが、レヴィは愚直に演奏していた。もう少ししゃれっ気というか、軽みが感じられた方がいいのだが。
一楽章のバイオリンの跳躍する音形、意外に難しそう。


プログラムには休憩なしと書いてあったが一曲終わった時点で休憩。

後半はベートーヴェン。これも最近流行のピリオドスタイルの正反対の堂々とした演奏。
これはこれで悪くはない。
アンコールはコリオラン序曲。これが一番生き生きとしていたかな?
もうちょっと個性と言うか特徴ある演奏だったらと少し思った。


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August 07, 2011

ありがち!廉価BOX CDの大人買い(CDと価格の思い出)

クラシックのCDが安い。輸入CD BOXの値段が大変なことになっている。

CDは1980年頃から販売されたと記憶しているが、僕は貧乏学生にしては比較的早くCDプレーヤーを手に入れた。といっても84年頃のことだったと思う。当時のCDはフィリップス系が4200円、SONY・ビクター系が3800円、だった。対するLPは国内新譜が2800円、外盤が2280円だった(かな?)。僕は実は今でもそうなのだがついつい価格でディスクを買ってしまう悪い性癖があって新譜は滅多に買えず廉価版やお買い得来日記念盤などを主に買っていた。当時の国内廉価版は1300円が多く1500円、1800円という価格帯もあった。
1300円盤となると録音が古い。でも今のように手軽に音源を手に入れられず、FMエアチェック以外はLPを買うしかない。自分が持っていないディスクの曲を1曲でも多く手に入れようとすると自ずと廉価版を選ばざるを得ない・・・。
僕の初マーラーはバーンスタインNYCの旧譜。僕の初ブルックナーはセル・クリーブランド・・・。特に2枚組は価格が一挙に倍になっていたので廉価版率が高かったかも。

その後CDの価格は国内盤で3200円~3500円くらいが相場と言う時代が続いてた。
その中で画期的だったのはナクソスの誕生。新譜でどれを買っても1000円というのは画期的だった。どちらかというとメジャーで見つけにくいものをナクソスで拾って買ったり。そうこうしていると、ある時期突然、廉価版が一気に1000円に突入。これは衝撃的だった。しかもテルデックなど録音が結構新しいものまで1000円になっている。
これは買うっきゃないというので、結構1枚1000円CDというのが家にある。

そして、最近の輸入盤BOXもの。これはいったいどういうことか?
音楽を冒涜しているのではないか!!

ここ1年近くで買ったBOX CD (価格は2011年8月7日現在のHMVマルチバイ・オンライン価格)
予約中含む。

・プッチーニ ( Giacomo Puccini ) オペラ全集(20CD)  7701円
・『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『コシ・ファン・トゥッテ』全曲 ド・ビリー(9CD) 2985円(廃盤)
・マリア・カラス/コンプリート・スタジオ・レコーディングス(69CD+CD-ROM) 9990円
・マーラー 交響曲全集 テンシュテット&ロンドン・フィル(セッション&ライヴ)(16CD限定盤)  3080円
・クラウス・テンシュテット、グレートEMIレコーディングス ベルリン・フィル、ロンドン・フィル、シカゴ交響楽団(14CD限定盤)  2712円
・ブルックナー交響曲全集 ヴァント&ケルン放送響(9CD) 2690円
・ショスタコーヴィチ 交響曲全集 ヤンソンス&バイエルン放送響、BPO、VPO、他(10CD) 1904円
・レナータ・テバルディ名唱集(10CD) 1132円
・ロリン・マゼールの芸術~英雄の生涯、幻想、巨人、チャイコ後期も収録(30CD)4290円 (予約中)
・コンプリート・ベートーヴェン(交響曲全集、序曲集、ピアノ協奏曲全集、他) アーノンクール&COE、他(14CD) 5800円 (予約中)

ここ何年かはオペラに入れあげていて、オペラはCDでなくDVDを買って楽しんでいるのだが、ここ最近国内オケに通いだしてから、昔の血が騒ぎ出して交響曲の全集ものなどを買い揃えている。
テンシュテットなど、発売当初はEMI録音(のイメージ)が苦手だったこともあり手を出さなかったが、今聴くと意外に録音も悪くない。どれもテンシュテットの十八番なのでどれも良い演奏と思う。(あっさり系インテンポが好きな人は合わないかも。)
ヴァントのブル全集は、ブルが苦手なので今まで手を出さなかった1,2,3,5,6を聴いて見たくて購入。1枚、1曲300円なら1回しか聴かなくても元が取れそう。聴いてみると苦手と思ってきたものはやっぱり苦手。なじみのある4,7,8,9はやっぱりいい。5番当たりは聴けるようになる可能性がありそう。
ショスタコはEMIからライセンス供与の盤だそうだが、演奏も良いし、中の紙ジャケのデザインもなかなか良い。
ショスタコも15曲もあるが聴いたことがあるといえるのは数曲のみ。この購入を機会に聴きなおしてみているが歌つきはカンタータのようで、なかなかなじみ難い。
とまあ、好みもあるが、かつてのCD価格1~3枚分でベートーヴェン、マーラー、ブルックナー、ショスタコの交響曲全集が買えちゃう。演奏も悪いものなし!
また、合わなくてもあるいは全部を聴かなくてもまったく気にならない。まさに100円ショップの買い物状態。
予約中のもの以外にもドヴォは1-6番は聴いたことないし、チャイコは2番持っていないしまだいろいろ探してしまいそう・・・。
みなさんも是非廉価CDを探してみてはいかが?

まず最初に言うべきだったかもしれないが僕はクラシックの真面目な聴き手でなく、ある時期結構聞くけど、ある時期はまったく聴かず、などということを繰り返してきた。ディスクの所持も全ジャンル入れて、300-400枚程度という、おたく、マニアでは絶対なく、ファンと言うのも気恥ずかしくなる程度の一音楽好きでしかない。
だから、マニアの人から見ると何をいってんだか状態だと思いますが、そこは受け流してくださいね。

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August 06, 2011

熱いルイジ、PMFオーケストラ、ハンプソンのマーラー(2011年8月3日)

PMFオーケストラ演奏会 ~ルイジのマーラー「巨人」~

開催日 2011年8月3日(水)
時間 開演19:00(開場18:30)
会場 サントリーホール(東京)

出演者
ファビオ・ルイジ(指揮)
トーマス・ハンプソン(バリトン)
PMFファカルティ
PMFオーケストラ


演奏曲目
マーラー:リュッケルトの詩による歌
マーラー:亡き子をしのぶ歌
マーラー:交響曲 第1番 二長調「巨人」

ハンプソン見たさに買ったチケット。
ハンプソンはチューリヒのトスカ・スカルピアとメトのタイスで惚れたので、来日の報を聴きチケット入手に及んだのだが、それならチケット代をあと少しプラスしてステージの前から聴くべきであった。サントリーは安い席だとステージの横か後ろになってしまう。普通のオーケストラ演奏ならいいけれど、歌や独奏楽器がある場合は、やはり避けるべき席と思う。
この日1曲目のリュケルトの詩による歌。
曲の始め、オケがうるさい、ハンプソンの声が聞こえないじゃないか!ルイジも鳴らさないで!
徐々にオケも落ち着きハンプソンも声が出てきたのか良くなってきた。ただ、このオケとマーラー歌曲の伴奏は合わないようで、マーラー歌曲独特の寂寥感や精妙感、感傷、無常感を表出するのは若いしかも常設オケでない彼らには難しいように感じた。また、歌曲の伴奏というのは、音のバランスや指揮・歌手への合わせ方がこれまた相当難しそうだ。

練習時間もあろうが泣き子をしのぶ歌はのい方ができは良かったと感じた。ハンプソンは両曲とも柔らかく繊細に時に大胆に歌った。以前テレビで見たこともあるが、完全にレパートリーとして手の内に入っているのだろう。亡き子をしのぶ歌では歌詞を見ながら聴いているとどうも震災の犠牲者のことが蘇ってしまう。落涙・・・。
ハンプソン、これほどのダンディーさ、しかも芝居もうまいし、是非引き続きオペラにも出演し続けてほしい。

前半にメインディッシュ(ハンプソン)が終わってしまい、あとは若者のオケによるマーラー1番だけ。楽しめるといいな、などと不遜に構えていたら火傷しそうになった。
ルイジは前半の歌曲もそうだったが各パートを思い切り歌わせる。歌心満載。マーラーは歌の人だな、ルイジもそうだな、と思う。
このオケは若者のオケというせいか、アインザッツなどは結構荒い。縦の線が合いにくい。ルイジも歌わせるタイプの指揮でアゴーギグを利かせるのでいっそう合わせるのが難しくなる。ルイジは精確に合わせるよりも歌うことが大事と考えているよう。
ステージの横で聴いたせいか時折弦がもっと出てもいいのにと思う瞬間があった。管楽器はホルンとか頑張っていたと思う。ペットの女の子、オーボエ、ファゴット、・・・頑張ってる!4楽章の盛り上ること!この爆発力は若さ故?
大感動!聴衆も飽くことなく拍手をし続けてた、満足!

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August 01, 2011

初参戦!フェスタサマーミューザで新日フィル・イザベルファウストを聴く(2011年7月31日)

フェスタサマーミューザKAWASAKI
2011年7月31日15:00
テアトロ・ジーリオ・ショウワ

新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:クリスティアン・アルミンク
ヴァイオリン:イザベル・ファウスト


○ウォルトン:ヒンデミットの主題による変奏曲
○ブリテン:ヴァイオリン協奏曲
○ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容

このような市民参加フェスティバル的なコンサートではかなりマニアックなプログラムだが、これは先日新日フィルのサントリーホール定期と同じ曲目。正直どの曲もはじめて聴くし、予習もまったくなのであまり踏み込んだことも書けず・・・。稚拙な感想文ですみません。

テアトロ・ジーリオ・ショウワはミューザの震災による大崩壊のため、東響が川崎定期でミューザの代わりに使っているホール。昭和音大の施設。川崎市は大都市だが、以外にミューザ川崎に準じる比較的大きな公的ホールはないみたい。不思議な気がするが。
前半はウォルトンとブリテン。どちらも編成も曲としても大規模な曲。ウォルトンも10分くらいの曲かと思えばさにあらず。立派な変奏曲でした。
今日、一番沸いたのはなんといってもブリテンのヴァイオリン協奏曲。イザベル・ファウストのヴァイオリン。彼女はしっかりと、しかも透明感を持って弾く、しかも至極冷静。弾く時も体の動きとかはあまり大きくない。弾き様は淡々とだが、出てくる音はそうではない。技術も音の響きも素晴らしい。新日フィルも大きな編成であったが、オケにマスクされることもなく美しい音を奏でていた。欲を言えば、この会場はかなり音がデッドで音も飛んでこないので、もうちょっと響きやすい会場で聴けたらもっと音色も美しかったのでは?と思った。個人的には2楽章のカデンツァが良かった。あと、ヴァイオリンからピッコロに音が繋がる所は何故か萌えた。曲の終わりはもう感動。会場はフラブラ(拍手)一切なし、というか演奏終わっても指揮者は棒をおろさず、Vnも弓を下ろさず曲が終わった後も緊張感がありました。そしてアンコールに、J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より“サラバンド” これも素晴らしい。

(ただ、書くべきではないかもしれないが、思いのほか2週前のツィンマーマンのベルクとバッハの音色が頭に残っているというか染み付いていて、あの内省的な深い演奏を比べるともなく思い出してしまっていた。自分のことながらこんなことがあるんだなぁ、とちょっと驚いている)

最後はヒンデミット。この曲も大規模。ジャズっぽいフレーズが出る二楽章が特に楽しい。でも全曲管楽器、特に金管楽器が大活躍。なるほど、吹奏楽経験者にお勧めとはこのことか。曲としても聴きやすくまとまっていた。
これだけ会場がデッドで音が飛ばないと、少しこじんまり感がある。元々アルミンクが爆音を求めないし、新日も大きな音を出すオケではないのだけれど。

2,500円のコンサートとしては十二分に堪能しました。


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小野和歌子さんのサロンコンサート(2011年7月30日)

シャネルピグマリオンコンサート
メゾソプラノ 小野和歌子
ピアノ    古藤田みゆき


日時 2011.7.30 13:00

<アーン>
歌曲集『ヴェネツィア』より 「まどろむ水の上に」
<ロッシーニ>
歌曲集『音楽の夕べ』 第9番 ヴェネツィアの競艇より
「競艇前のアンゾレータ」
「競艇中のアンゾレータ」
「競艇後のアンゾレータ」
<フェラーリ>
歌劇≪イル・カンピエッロ≫より
<さようなら 愛しのヴェネツィア>

休憩

<モーツァルト>
歌劇≪フィガロの結婚≫より
<恋とはどんなものかしら>
<ドニゼッティ>
希望の声
<プッチーニ>
太陽と愛

<ロッシーニ>
歌劇≪ラ・チェネレントラ≫より
<悲しみと涙のうちに生まれ>

アンコール
<プッチーニ>
歌劇≪ジャンニ・スキッキ≫より
<私のいとしいお父さん>

シャネルによる無料のコンサート。銀座シャネルビルだって。ムム、ドレスコードは?何着ればいいんだろ?と、どうもおしゃれと無縁の中年男子からすると浮いてしまうことも心配だが、今更気にしたところでどうしようもないので、ちょっと品よさ目の普段着で出かけた。会場は紳士淑女が集まっているが、女性は「銀座」「シャネル」「クラシック」なのでそれなりにおしゃれに、男は普段着からおしゃれっぽい人まで様々。僕の普段着でもそれほど浮いてはいなかった(ホッ)

どうでもいいことばかり書き連ねたがいよいよ本題。
小野和歌子さんは新国立劇場にも時折出演。今度はトロヴァトーレでも歌うらしい。何度か耳にしているはず。
特にロッシーニが得意らしい。
今日は前半がヴェネチアがテーマ、後半がオペラの曲からというプログラムもよく練られたもの。
さて前半、特にロッシーニが良かった。1曲目の後のトークでこの「ヴェネツィアの競艇」についての説明があった。ゴンドラレースに出る恋人を女性目線で歌った曲とのこと。この解説のおかげで、どんなことを歌っているかがよくわかって大変良かった。恋人を励まし、応援し、勝利を祝いといった情景が浮かぶ歌いっぷり。歌も素敵だったがその表情がもうまさに主人公の女子そのもので、オペラの一シーンのよう。曲も楽しく前半のハイライト。
後半はオペラ名曲だが実は<ドニゼッティ>希望の声は歌曲だが、後に「愛の妙薬」の中の「人知れぬ涙」に転用されたそう。プッチーニの 「太陽と愛 」もボエームに転用された曲。

後半ではこのプッチーニとロッシーニのチェネレントラからの<悲しみと涙のうちに生まれ> が良かった。特にロッシーニは彼女の十八番だそう。音域もテクニックもかなり大変そうだが、十八番と言うだけあって、らくらく歌いこなしていた。

今日は滅多に行かない声楽のしかも小会場のコンサートでしたが、トークも含め楽しい1時間を過ごすことができました。たまにはこのようなサロンコンサートもいいなあ。

追)
ついでながら、シャネルビルのこのスペースはコンサート会場ではないため、音がデッド過ぎて演奏する方は大変そう。最初、響きがなく生の歌声がそのまま耳に飛び込んできたので少し驚いた。無料で聞かせてもらって文句を言うつもりはないけれど。

追追)
小野和歌子さん、プロフィールの写真のイメージより美しく笑顔が似合う女性歌手でした。プロフィール写真は少しアダルトチック過ぎる気が・・・。


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